もう一度ピュアな心を取り戻したい、若かりし頃の素敵な男性との恋愛話
知らなかった世界を見せてくれた彼との3年間
彼氏がいるってどんな感じだろう?
付き合うってどういうことだろう?
異性に興味を持ち始めた中学時代。
とてもとてもピュアな心を持っていた時期でもあります。
彼氏を作ること、彼氏がいる生活を送ることが、大きな憧れでした。
それは高校生になっても同じ。
でも友人や周囲の人たちの話から、そのピュアな心はもっと妄想とともに大きくなっていたような気がします。
彼氏がいる友人は憧れを通りこして尊敬の対象になったし、自分にはどうして彼氏ができないのか・・・?
と思い悩むこともありました。
大学生になった私はまだピュアな心は大切に持ち続けていましたが、少しずつ現実を知ることとなります。
一人暮らしを始めると、なんだか急に積極的になれる気がしました。
服装にしても髪型にしても親の目がないことも拍車をかけて、私は雑誌からそのまま出てきたようなお洒落を目指して日々奮闘するようにもなりました。
するとすぐに男友達はできました。
割と簡単にあっさりと。
残念ながら遊べそうだから軽そうだからと思われていたのかもしれません。
次第に私の大切にしていたピュアな心は曇っていきます。
キュンキュンしてキラキラ輝くような彼氏との日々はそう長くは続かず、連敗の記録を更新するばかり。
現実を知りました。
そんな時友人が主催したお花見でこれまで出会ったことのないタイプの男性に巡り合うのです。
とにかくさわやかな青年といったタイプ。
一瞬にして忘れかけていたピュアな心が躍り出しました。
この人とだったら、理想的なお付き合いができるかもしれないと。
でもこれまでに様々な経験を積んでいろいろな思いを味わった私は、すぐに行動を起こすことはしませんでした。
できれば男性から近づいてきてほしかったから。
次にまた会えることを願ってその日は解散。
その後ラッキーなことに、お花見をしたメンバーで定期的に遊ぶことが増えました。
さわやかな彼のことを知るチャンス。
さわやかなだけではなく、周囲を笑わせることができるひょうきんな面もある彼でした。
知れば知るほど、彼の存在は私の中で大きくなるばかり。
しかも車を持っていることが判明。
車といっても先輩から譲り受けた古い車なのですが、それがまた好感度が上がりました。
親から買ってもらった高級車を乗り回すのもそれはそれでカッコいいけれど、私は古くても流行おくれでもいいから大切にしているものがあることが素敵だと思ったし、先輩に交渉して自分の力で手に入れたという点が、生きる力がものすごく力強く頼もしく思えたのです。
そして付き合ったら、その車でデートができるってことだよね?
なんて考えると、もうノックアウト。
ある飲み会の後彼の部屋に流れ、始発の電車が動き出すまで皆で泊まることになりました。
家の中はまあまあ整っていて、いやな気分にはならないくらい。
その時は皆がみんな疲れ果てていたので、ただ眠るだけで朝を迎え私は友人と早朝に帰りました。
ただ男性陣を起こさないようにこっそりと帰ったことが気になり、後日お礼の電話を入れました。
正直に言うと電話の目的はお礼だけではありませんでした。
彼と2人きりで話がしたかった、これが一番の目的でした。
彼との電話は想像以上に会話が弾みました。
そして何とデートのお誘いが!
なんて理想的なの!!
初めてのデートはお台場。
もちろん車で。
彼はお台場までの道を何度も間違えるのですが、それを毎回面白く伝えてくるので道を間違えたことに全く腹なんかたちませんでした。
むしろもっと間違えたっていい、そうすればもっと長く彼と車の中にいられるからとさえ思うほど。
失敗は恥ずかしいと思いがちで慌てたり取り繕ったりするけれど、それって見苦しいことなんだと気付いた瞬間でもありました。
失敗しても動揺せずにあっけらかんとしている彼にたくましさを感じたのでした。
夜景のきれいなレストランで食事。
でも2人とも学生の身。
食事の値段の高さに驚いて、結局一番安いものを頼んだことは言うまでもありません。
そのあとは外を散歩して回り、ついに彼から
「付き合おうか!!」
との言葉が。
ドラマのような展開に、曇ってしまっていた私のピュアな心が再び輝きを取り戻しました。
お台場の夜景のキラキラに負けないくらいに。
彼との生活はあらゆることが新鮮でした。
育ってきた環境や見てきたもの、触れてきたものがまるで違っていたのです。
彼から言われた言葉で一番印象に残っているのは
「本気で笑ったことないでしょ。本気で笑えるように楽しいことしようね。」
です。
どうやら私が見せる笑顔は、心からの笑顔ではないことが気になったというのです。
私にはそのつもりはなかったけれど、彼のように楽しい時には盛大に笑いを表現し落ち込んだ時には涙を浮かべたり、そんな喜怒哀楽のわかりやすい表現方法は確かに私は持ち合わせていませんでした。
私は幼少のころからいつも人の顔色をうかがって生きてきた人間。
素の自分なんてものはあってないようなものという人生。
一方彼はまるで逆の生き方。
素の自分を出すことを認めてもらえる環境で育ってきたのでしょう。
彼から教わったことは数えきれないほどあります。
まずは映画。
小さいころから習い事や勉強で忙しくしていた私の生活に映画鑑賞をするという時間はありませんでしたから、初めて彼に映画館に通いつめたりレンタル店に足を運ぶ楽しさを教えてもらいました。
慣れていることなので当然と言えば当然ですが、映画館やレンタル店での行動が板についていてスムーズでこれまたカッコよさを感じる瞬間でした。
自分が持っていないものを持っている彼にぐんぐん惹かれていきました。
それからドライブの楽しさ。
デートはほとんど車でした。
首都高、東名を走った時には自分は夢を見ているんじゃないかと不安になったほどに、嬉しくて興奮したことを覚えています。
だって学生の身分でドライブデートは夢のまた夢だと諦めていたのですから。
でもボロボロの車でですけれど。
そして何といっても車の中で流していた音楽は、いつまでたっても忘れることがありません。
20年以上だった今、当時2人で好んで聞いていた曲がラジオで偶然流れることがありますが、その時の感情や情景がどんどん湧き出てきて困ります。
未練はないはずなのに・・・。
半同棲も初めて経験しました。
彼も一人暮らしをしていましたが、その家にはほとんど帰りませんでした。
異性と共同で暮らすこと、まさに結婚生活のようだと当時は浮かれていました。
彼と結婚したい、いや結婚する!
と気が早いですが親にも紹介しました。
でもいくら好きとはいえいつも一緒にいることは、都合のいいことばかりではないことにも気づきました。
自分一人の時間はやっぱりほしいなどという、自分の特性のようなものを理解するきっかけにもなりました。
富士山も初めて経験しました。
夏休みは富士五湖を車で回り、風穴や氷穴を訪れたりテントを張ってキャンプをしたりペンションに泊まったり。
富士山の周りのことに詳しい彼のおかげで私もはまりました。
自然はこんなにも素晴らしいのだと初めて感じました。
富士山の旅で彼は通常より何百倍も頼もしく見えたものでした。
もし彼と結婚出来て子供を持った時には、いいお父さんになりそうだなとか、家族で富士山周辺で遊べたらいいなとか想像が膨らみました。
彼との未来を予想できるかできないかはとても大事なことだと思います。
予想ができるなら、その彼を信頼できている証かなと思うから。
二人で富士山登頂にも成功しました。
二人ならもう何も怖くないかもしれない!
なんて思っていたものです。
彼がいればいつも笑っていられたし、たくさんの私の知らない世界を体験できたことで私自身の世界や思考も広がりました。
大げさに言えば、生きている世界の色が彼と出会う前と後では違って見えたのです。
前は灰色、後は鮮やかな青。
彼と出会って私は本当の自分を見つけることができました。
ヒールの靴しか履かなかった私が、スニーカーを履いて散歩を好むようになったのも彼の影響。
「道端にだって面白いことってたくさんあるよ。」
そんなことを彼はよく言っていたっけ。
無理をしないで等身大の私を受け入れる。
このことは彼が私に対してそうしてくれたように、私も自分で自分を受け入れるという作業ができるようになってから生きることが楽になりました。
結婚したいという2人の意思は固く、大学卒業後彼の就職先の近くで広い部屋を借りて同棲生活を始めました。
数か月後にはお互いの実家に挨拶へ行こうと予定を立てていた矢先、彼から衝撃の一言。
「やっぱり結婚はできない。」
働いてみたら、結婚して家庭を持つことに自信がなくなったというわけです。
そんなことなら結婚を急がなくてもいいから、心に余裕ができてから結婚すればいいよ、と言おうとしたらさらなる衝撃の言葉が。
「会社の女の子と・・・。」
さすがにこれには参った私。
早々に荷物を整理して、引っ越しました。
当然、お別れとなりました。
これには後日談があり私が引っ越して2か月後、彼から頻繁に連絡が来るようになりました。
よりを戻してもう一度やり直したいと。
迎えに来てるからドライブ行こうと誘われ、久しぶりに乗った彼の車、流れる同じ曲、さわやかな笑顔、あらゆる思い出がよみがえってきて涙が出そうになりました。
楽しかったな。
幸せだったな。
彼は私のすべてだったな。
ピュアな心を持っていた頃の若い私なら、ドラマの主人公にでもなった気分で、
「分かった!やり直そう!」
なんて言っただろうけど
「もう遅いよ。無理なことだよ。」
と結局答えを出しました。
彼が恥を覚悟して勇気を出してもう一度私のところに来てくれたことは嬉しいけれど
「許せないものは許せない」
そんな気持ちです。
彼と出会ってから見出した自分の楽しみや自分にとって欠かせないことは、今でも大事にしています。
生き方や考え方、ものの見方は1つじゃないことを教えてくれた彼に感謝しています。
それから、人生を楽しむ方法も。
彼がどこかで、素敵なお父さんになっていたら嬉しいです。
ご購読ありがとうございました。
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